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ほとんど忘れてしまっていて、台本を読んだだけでは感覚を思い出せず、ちょっと不安混じりのスタートでした。でも、『インドだぜ! ジョニー・ブラボー』のDVDを再生して、ジョニーの絵とオリジナルの声優さんの声にふれた途端、「ああ、そうだそうだ。こうやって演じていたっけ」と。そこから少しずつ思い出せました。

僕はシリーズの存在を知らなかったので、『インドだぜ!〜』で初めて拝見しました。舞台となったインドは世界に名だたる映画大国だと聞いておりまして、きっと歌や踊りのシーンはあるだろうなあと覚悟していたところ、やはりありまして(笑)。元はアメリカの作品ですし、主人公のジョニーもアメリカ人ですけど、やはり舞台となったインドの匂いをすごく感じたので、『踊るマハラジャ』のDVDを少し見返して準備しました。アメリカ映画の爽やかさに、インド映画の脳天気ぶりがミックスされた作品になっていると思います。

今回はまったく世界が違いましたね。全編にあふれるインド・ミュージックが効いているんだと思います。あと、ジョニーのママ以外は地元の友だちがでてこない、シリーズとは別の世界をジョニーが旅をする感じも新鮮で面白かったです。

歌の力は大きいと思います。僕は「ジギーラップ」を歌っていますが、ラップなのでツラツラツラっと(笑)。日本語に訳すと5・7・5調になりがちですが、これは文字数が多かったので、リズムに乗せやすく、あっという間に歌い終わりました。

ジョニーは歌わないので、僕は助かりました(笑)。

歌うのはインド系のキャラクターばかりでしたね。

みなさんは僕より早めにスタジオに入って歌録りをしたそうなので、早くみなさんの歌が聴きたいです。逆に、その分、僕はゆっくりと入らせていただけて。そこだけでも余裕を感じられてよかったです。

歌以外が大変でしたからね。しゃべりっぱなしで。

「フー!」とか「ハ!」とか言うのも、意外と大変なんです(苦笑)。

かけ声は大変そうですねえ。あと、テンポ感もだいぶ速いですよね。

そうなんです。アフレコは体力との勝負です。

アフレコは条件反射と動体視力の世界ですから。

今回は特に、反射神経を試されているような気がしました(笑)。

成田さんは、早口言葉もありましたね。

そうなんです! あれがなぜアフレコの最後の最後にくるのかと……。今回は、この早口言葉で結構苦戦してしまいました……。

ジョニーは見た目はマッチョですけど、中身は正直で、純粋で、好奇心旺盛な子供のような男性なんです。そういう可愛らしい部分が魅力だと思うので、そこが伝わればいいなと思いながらやっています。

ナルシストのアメリカ人ジョニーに対し、ジギーはナルシストのインド人の大スター。大スターであることに起因する、見栄っ張り、ワガママ、負けん気の強さが出ればいいなと思いました。終盤は勧善懲悪にのっとって行動するので、そこはストレートにかっこよくすることを心がけました。

知らない間柄ではないですし、この作品では成田さんが主役としてぶれずに立ってくださっているので、成田さんの勢いに乗せてもらうことで、自然に役が作れた気がします。

何度も現場でお世話になっている先輩なので、緊張はしつつも、三ツ矢さんのジギーがとても新鮮でした。

フフフ(笑)。

楽しませていただきました(笑)。でも、本音を言うと、ジョニーのことで精一杯で、周りの方を見る余裕はあまりなかったです。なんとかみんなの足をひっぱらないように、作品の雰囲気だけでも保ちたいと思いながらやりました。

この作品の世界観を一番わかっているのは彼ですから、スタジオでも中心になってみんなをうまく引っ張っていってくれました。

ありがとうございます。

ボリウッドの監督やプロデューサーの描かれ方が腹黒くて、こういうイメージは、万国共通なんだなと思いました(笑)。

僕はやっぱり、ジョニーのママが大好きなんです。ジョニーとママの関係はとても大事なので、今回の作品にもママが登場してくれてホッとしました。

今回、この作品を初めて観たとき、役の準備とはいえ、普通に楽しめたんです。それは、子供だましではない、大人の鑑賞にたえうるだけの内容と絵のクオリティ、音楽の魅力があるからだと思います。だから、無邪気に一本調子にならないで、人間の嫌な部分、弱い部分、醜(みにく)い部分が少し見えてもいいのかもしれないな、という演技プランになりました。このテンポ感は今の時代に合っていると思うので、ぜひご覧いただきたいと思います。

よく、大人の男性から「ジョニー・ブラボー、好きで観ています」と声をかけていただくんですけど、本当に、幅広い層の方に楽しんでいただける作品だと思います。今回ジョニーはインドへ行きましたが、今後もアフリカや中東など、世界中を巡ってほしいですね。

そしてまたインドに来るときは呼んでください(笑)。

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